朝ドラ・おちょやんで板尾創路(いたお・いつじ)さんが演じるのは、日本の喜劇界に長く君臨し続けた絶対的な喜劇王・須賀廼家万太郎(すがのや・まんたろう)です。
千代や一平たちにとっても憧れの存在です。
このページでは万太郎ってどんな人、モデルはだれ?について紹介します。
🎍#おちょやん 登場人物紹介🎍
— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) November 23, 2020
須賀廼家(すがのや)万太郎🍵#板尾創路
板尾さんが演じる万太郎さんは、ずば抜けた観客動員数を誇る喜劇王。
まだテレビのない時代なのに、大阪だけでなく東京でも人気者!
すごいっ!👏👏👏
\放送開始まであと7日/
#11月30日放送開始 pic.twitter.com/hXBdgO7Dbn
板尾さんから見る万太郎
お笑い芸人の板尾創路さんにとって万太郎役に抜擢されたことは光栄だとは思いますが、本業に近い役柄なだけに変なプレッシャーがあるかもしれませんね(笑)
万太郎が生きた大正から昭和初期の時代は、人々の生活は貧しく、生きていくだけでみんな精いっぱいでした。
現在のようにお笑いの基本というものが確立していたわけでもなく、正解もやり方もわからない中で、万太郎は、笑いを自分の生涯の仕事にしようとしていました。
そんな万太郎の情熱を、板尾創路さんはまるで発明家のようだと言います。
何もないところから新しいものを生み出す…そういう意味では、お笑いを追求することも発明なのかもしれません。
万太郎と千之助の関係
🎍#おちょやん 登場人物紹介🎍
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須賀廼家(すがのや)千之助🍵#星田英利
千之助さんは喜劇界のアドリブ王。千代ちゃんたちにとって師匠であり、ライバルであり、トラブルメーカー…ややこしそうなお方です。
万太郎さんとの関係も気になります。
\放送開始まであと6日/
#11月30日放送開始 pic.twitter.com/EtnBMJt13D
また、万太郎はほっしゃんが演じる千之助(せんのすけ)とはライバル関係です。
そのため、仲違いをしたり嫉妬してしまったりすることもあるのですが、二人の本当の関係については本人たちにしかわからないと板尾創路さんは言います。
また、万太郎が、千之助に対して「まだまだやな」と言うシーンがあるのですが、これは千之助だけに向けられた評価というわけではなく、芸事をやっているすべての役者に向けられたものだと板尾創路さんは感じているようです。
お笑い芸人を長くやっている板尾創路さんならではの視点ですね。
千之助についてはコチラ
おちょやん【ほっしゃん】アドリブ王「せんのすけ」って誰?モデルは? - okasora
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喜劇の原点を表現
喜劇は、毎日舞台の上で、同じ演目を繰り返します。
喜劇役者同士で、お互いに褒めあっていても成長はできません。
同じ演目だからこそ、もっとおもしろくするために細かいところまでこだわり、創意工夫を凝らすことで、上を目指せるのかもしれません。
喜劇は、現代では当たり前のように存在する娯楽です。
しかし、喜劇という娯楽が確立されるまでには、たくさんの人びとが関わり、試行錯誤を繰り返してきました。
そんな喜劇が、日本で初めて生まれていく様が本作を通して描かれることと思います。
「おちょやん」は、貧しい生まれだったヒロインの千代が、大女優と成長するまでの人生を描いた作品ではありますが、それと同時に喜劇の歴史を楽しめる作品となっています。
板尾創路さんの登場シーンでは、視聴者は喜劇の舞台を鑑賞している観客になったような気分を味わえるかもしれませんね。
須賀廼家万太郎(すがのや・まんたろう)のモデルは?
曾我廼家五郎(そがのや・ごろう)です。
【研究紹介】日本の喜劇の創始者は明治38年に大阪・道頓堀の浪花座にて曾我廼家劇を旗揚げした曾我廼家五郎。喜劇王・チャップリンが昭和7年に初来日した際、東京・歌舞伎座の楽屋に日本の喜劇王・五郎を表敬訪問している。(古川綾子特任助教) pic.twitter.com/rAQVQ2fQeL
— 国際日本文化研究センター(日文研) (@NICHIBUNKENkoho) March 21, 2017
曾我廼家五郎は元々、中村珊之助という芸名で歌舞伎の大部屋役者(売れていない役者のこと)をしていましたが中村時蔵と出会い、「曾我廼家兄弟劇」を立ち上げます。
このときから「曾我廼家五郎」と名乗り、それまでなかったお笑い作り上げていくのです。
その後、「日本の喜劇王」、「日本のチャップリン」と呼ばれるほどの大成功を収めます。現代の芸人さんからするとレジェンドでしょね!
Youtubeで曾我廼家五郎の喜劇「良心」を見つけたので、興味がある人が聞いてみてください。当時のお笑いを感じられると思います。
まとめ
「おちょやん」の舞台は大阪。
大阪は現代でもお笑いと関わりが深い街ですが、やはりこの時代から大阪とお笑いには密接な関係があったようです。
大阪の人は昔からおもしろいことが好きで、人と関わり人を笑わせることが好きでした。
だから、万太郎のようなお笑いを仕事にしたいと思う人間が生まれたんじゃないかと思います。
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