女性初、経団連の副会長に内定した南場智子さん、ネットでは森さんの女性蔑視発言のおかげで登用されたのではというコメントが多く投稿されていました。
南場智子さんってどんな方なのか、本当に森さんの女性蔑視発言の影響で経団連の副会長に登用されたのか調べてみましたので紹介したいと思います。
森さんの女性蔑視発言が影響?
パラリンピック組織委員会の会長だった、森さんの女性蔑視発言ともいえる発言が無かったら、経団連は従来どおり女性を登用することはなかったのでは?
女性を登用することが目的なの?能力がある人が採用されるべきではないの?
ネット上では、このようなコメントが投稿されているのが目立ってしまいますが、本当にそれだけが理由なのか?
南場智子さんの経歴から考えてみましょう。
南場智子さんの経歴
- 1986年:マッキンゼに入社(外資系コンサルティング会社)
- 1988年:ハーバード・ビジネス・スクール入学
- 1990年: ハーバード大学でMBA取得。
- 1996年:マッキンゼー日本支社のパートナー(役員)に就任。
- 1999年:株式会社ディー・エヌ・エー(以下DNA)設立、代表取締役に就任
- 2003年:内閣IT戦略本部員に就任
- 2011年:癌療養中の夫の看病のためDNA代表取締役兼CEO退任
- 2015年:DNA取締役会長並びにNPB・横浜DeNAベイスターズオーナーに就任
- 2020年:女性初の日本プロ野球オーナー会議議長に就任
マッキンゼとは?
マッキンゼーは正式名称はマッキンゼー・アンド・カンパニーという外資系のコンサルティング会社で世界トップクラスのコンサルティング会社だそうです。
その後、ハーバード大学に入社、NBAを取得してマッキンゼー日本支社の役員に就任しています。
その後、あの株式会社ディー・エヌ・エーを設立して会長をしている方です。
私からしたら、まさに経営のプロフェッショナルですごい方なんだなぁと思います。
夫の看病でDNAの代表取締兼CEO退任
株式会社ディー・エヌ・エーを設立してから会社を成功させるために、一週間に1ケタ台しか睡眠時間がなかったときもあったという南場智子さんですが、ご主人が病気(ガン)の看病のため、DNA代表取締役兼CEO退任を退任。
会社にとっても影響がかなり大きかったはずですし、大きな決断でもあったのではないでしょうか。
ご家族を優先した南場智子さん、すごく尊敬しちゃいます。
森さんの影響ではない!
このニュースでも言われている通り、経団連は数年前から南場智子さんを経団連の副会長に打診していたが南場智子さんは固辞していたと言っています。
これほどの経歴の持ち主であることは事実で、それに加えこれほど家族を大切にする人間性から、経団連の副会長に打診されていたのではないでしょうか。
森さんの女性蔑視発言を受けて、南場智子さん自身が副会長を引き受けることを決めるキッカケになったかもしれませんが。
まとめ
Youtubeなどで南場智子さんの動画を見ていたら、パワフルで美しく、可愛らしい一面も感じました。
経団連が副会長に女性の登用を決めたと言えど、副会長が18人いる内のまだ一人で少なすぎです。まだまだ経団連は古い体質なのでしょうかね。
しかし、これまで経団連は製造業企業が中心でしたが、南場智子さんは女性初というだけでなく、IT企業からも登用されたということも大きな意味を持つと思います。