沖縄本島からほど近い「慶良間諸島」をご存知の方は多いかと思いますが、「阿嘉島」を耳にしたことがある人は少ないかと思います。
そもそも慶良間諸島は渡嘉敷島や座間味島、慶留間島などいくつかの島をまとめて慶良間諸島と呼んでいて、その島の1つに今回のダイビングの舞台となる「阿嘉島」が含まれているんです。
初慶良間諸島で初阿嘉島に訪れた私が感じた阿嘉島を、是非皆さんにお伝えしたいと思います。
慶良間諸島への行き方
いざダイビングをしに行こうと考えると行き方が気になりますよね!
阿嘉島へは那覇にある泊港(とまりんこう)という港から乗り換えなしで行くことができます。
しかしここで選択肢があるわけで、フェリーを利用するか高速船を利用するかを選ぶ必要があるんです。
違いとしては出港時間と所要時間です。
もちろん乗っている時間は高速船の方が短いですが、利用する時間帯によってはフェリーの方が都合良い時間に阿嘉島に到着できることもありますので、私は到着時間で選んでます。
阿嘉島でおすすめダイビングショップ
シーサー阿嘉島店
今回お世話になったのはSEASER阿嘉島店です。
宿とダイビングがセットになっているお店を探していたところネットで見つけました。
いつも個人店で少人数(1人〜3人)で潜ることが多いのでダイビンググループ店の利用は初めてです。
結論から言うととってもオススメです。
港からダイビングショップ兼宿までは歩いても行ける距離ですが車での送迎がありますし、とてもアットホームでダイビングのポイントやリクエストもじゃんじゃん受け入れてくれます。
私はカメと泳ぎたい!というリクエストをしましたが、見事にその夢を叶えて頂けました。
そしてなんといってもダイビング後のお風呂が素晴らしいんです!!
屋上に設置された大きな湯船に水着のまま入るのですが、阿嘉島の海を一望できるこの
ロケーションは思い出すだけでも泣けます。
また、ログ付けも楽しい思い出です。
みんなで食堂に集まり、お酒を飲みながら(インストラクターさんも飲みます)写真を見せ合いその日を振り返るというなんとも楽しく幸せな時間を過ごすことができました。
1人で行った私でもすぐに打ち解けられましたので、是非皆さんにもこの幸せを感じて欲しいです。
阿嘉島のダイビングおすすめポイント
ポイント1 ヒズシ
12時頃阿嘉島に到着し、手続きを済ませていざ海へ!
この日は朝1からすでに潜ったというグループに2本目からの途中参加です。
サンゴが沢山あるところに行きたいという方のリクエストに応えてインストラクターさんがヒズシというポイントに連れてってくれました。
港からボートで10分くらいのポイントです。
比較的浅いので初心者の方やブランクがあるダイバーでも余裕を持って楽しめるかと思います。
潜るとまず、透明度が半端ないことに驚きます。
本島で潜っているとだいたい15メートルから20メートルの透明度ですが、それでも澄んでいて泳ぎ易い印象を受けます。
しかし、阿嘉島の海はそれを優に超えてきました。約30メートル程の透明度は広い海を感じさせてくれます。
沢山のサンゴの上をキホシスズメダイやアカヒメジが群れをなして泳いでいる光景は、沖縄本島の海とは違った美しさでした。
ポイント2 佐久原隠根
ボートの上で休憩し、どこのポイントに向かうか話し合います。
阿嘉島に来たら是非潜ってほしいというインストラクターさんの希望で、佐久原隠根というポイントに決まりました。
ダイバーの中では結構有名なポイントらしく(私は知りませんでした)ダイナミックな地形を楽しむことができるらしい。
こちらは港からすぐのポイントですので船酔いを心配する必要はありません。
すぐにポイントに到着し、いざエントリー!
ヒズシと比べると深さもそれなりにあり、ワクワクするようなドロップオフを体験することができました。
そんなドロップオフにはヨスジフエダイやキンセンフエダイなど沢山の魚達が群れています。
また、約32メートルの砂地ではチンアナゴを見ることもできます。
ダイナミックな地形も、真っ白な砂地も両方楽しめるという贅沢なポイントですので、欲張りなダイバー(私のような)にはもってこいのポイントですね。
クマノミちゃんもこの通りです(笑)
ポイント3 宇論の埼(ウル)
2日目です。
仕事の都合で1泊しかできないため、早くも最終日です。
昨日のヒズシと佐久原隠根はとっても良かったのですが、今回はカメと泳ぐことが目的で来たと言っても過言ではありません。
なんとしてもカメに会いたい!
しかも別グループは昨日2匹のカメに出会っていると聞いたので私のカメ欲はマックスでした。
そのことをインストラクターさんに伝えると、今日はカメを探すことに全力を尽くしてくれることになりました。
宇論の埼は座間味島寄りのポイントで、カメに出会える確率は高いとのこと。
ボートで座間味方向へ向かい、カメへの希望を抱きつつエントリーです。
再び透明度に感動。
色とりどりのサンゴやそれに群がるハナゴイ達を横目に、全力でカメを探します。
そして遂に残り10分程のタイミングでカメ発見!水面に顔を出して息継ぎをしていました。
私達に気付いても全く動じず、空を飛ぶように泳ぐ姿はとても美しかったです。
カメと泳ぎたいと考えるダイバーは少なくないと思いますが、是非その夢を叶えに阿嘉島に来てみて下さい。
ちなみにこちらのポイントは浅いポイントですので初心者の方でも潜り易いかと思います。
ポイント4 シル
ボートの上で休憩し、次のポイントを決めます。
慶良間といえば真っ白な砂地が特徴だとのことでその白を存分に味わえるポイントに決まりした。
安室島という無人島にあるポイントです。
どんな生き物に出会えるか、ワクワクしながらエントリー。
真っ白な砂地がどこまでも続いています。
とても開放的です。
そんな砂地にポツリポツリと点在している根には沢山の魚達が群れています。
決して浅くはないですが、開放的な砂地が続いているのでとても泳ぎ易いです。
ここではヤッコエイやオトヒメエビ、スカシテンジクダイに会えることができました。
阿嘉島の飲食店
座間味村漁協直売店
ワンコインで美味しい海鮮丼が食べられるお店です。
メニューはその日によって違いますが、私はセーイカとカジキの漬け丼をいただきました。
ボリューム満点でイカとカジキがたっぷり乗った丼物を500円で食べられるとは、、、。
恐ろしき阿嘉島価格。
店内はなく、外にテーブルと椅子が置かれているのでそこで食べます。(屋根はあります)
ただしランチ営業のみで、魚が無くなったら終わってしまうので時間に注意です。
はぁなカフェ
お酒も置いてあります。
店内はカウンターが何席かの小さなカフェですが、外にはテーブル席もあります。
ピザやパスタがメインで、私はマルゲリータをいただきました。
1人でも完食できるちょうど良い大きさです。
スムージーも美味しいらしいので次回はスムージーを注文しようと思います。
ただこちらのお店、不定休なのでいつやってるのかは謎です。
まとめ
阿嘉島の海は経験したことのない体験をさせてくれます。
街並みもなんだか懐かしい気がして、とても素晴らしい場所だと感じました。
是非皆さんも1度は阿嘉島で慶良間ブルーを体感してみてはいかがでしょうか。